目次
はじめに
(本記事で紹介するツールは、ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンの社員が個人的に開発・利用していたもので、この度Unityユーザーの皆さんにも自由にご利用いただけるよう無償公開したものです。ツールの使用許諾などはリポジトリのREADME、LICENSEテキストをお読みください。原則として公式サポートはございません)
UnityProfilerLiteKunは簡易的なプロファイリング情報ですがメモリが許す限り、データを取得し続ける事ができます。また、アプリ実行時にUnityエディタのStats風の簡易的なプロファイリング情報を表示する事も可能です。
インストール
UnityエディタのメニューからWindow-> PackageManagerと選択し、Package Managerウィンドウを開きます。
ウィンドウの左上にある+のアイコンをクリックし、「Add package from git URL...」を選択します。

入力欄にhttps://github.com/katsumasa/UnityProfilerLiteKun.gitと入力し、「Add」ボタンを押すとインストールが行われます。
実際に使ってみる
セッティング

セッティングとしてはUnityProfilerLiteKun.prefabをシーンに追加するだけで完了です。
プロファイリング情報の確認
このツールはビルドしたアプリでのみ動作します。Build SettingsではDevelopment BuildとAutoConnect Profilerにチェックをしてビルドを実行します。
アプリの起動が終わったら、UnityエディタのメニューからWindow > UTJ > UnityProfilerLiteKunと選択します。するとこの様なウィンドウが表示されます。録画ボタンのアイコンをクリックすると記録が開始されます。

開始するとこの様にプロファイリング情報がグラフで表示されます。

Statsボタンをクリックすると

アプリ上にこの様な情報が表示されます。

プロファイリング情報の「保存」と「読み込み」
右上のボタンでプロファイリング情報の「保存」と「読み込み」が可能です。プロファイリング情報を取得した状態で保存ボタンを押して下さい。ファイル保存のダイアログが表示されるのでファイルを保存して下さい。

引き続き、そのファイルを読み込んでみましょう。読み込みボタンを押して先程保存したファイルを開きます。
開いた直後はこの様に画面にグラフの表示が無い場合が有ります。この場合には下部に有るスライドを操作し、データが有る位置まで位置を移動させて下さい。

おわりに
この様に標準のプロファイリングツールに足らない機能を補ってくれる「UnityProfilerLiteKun」、よろしければ使ってみて下さい。